式田完のものづくり物語【店舗・住宅建築設計事務所・建築デザイン・プロダクトデザイン/(大阪・中央区)】
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2点の焦点が離れていくほどに
一本の線になり
重なり合う真円となる。
真円的調和の世界は
望むべきもない
理想的世界である。

相対する視点の違った対立の立場から
距離の和が一定の軌蹟である
楕円には弾力性のある美しさがある。
この対立する世界の立場からプロジェクトチームの
和で生きた軌蹟にする楕円的思考法による
デザイン活動が新しいものを生み出す重要な方法論である。

家であれば、そこに住む人の理想の暮らしがあり、ものであれば、それを使う人がいて、企業様の商品企画であれば企業様のコンセプト、それを手にするお客様、そんな人たちの「視点・想い」がある。それと私たちデザインを行うデザイナーもまた、お客様とは違った「視点・想い」がある。お客様の「視点・想い」を100%として、形にすると、そこにはお客様の創造を超えるデザインは生まれない...デザイナーの「視点・想い」を100%として形にすると、そこにはデザイナーの独りよがりのものができてしまったりする...。デザインとは、お客さまの「視点・想い」と、デザイナーの「視点・想い」を調和させていくことで、お客様の創造を超える 「新しいもの」ができる

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